ニキビに関する様々な疑問を、Q&A形式でまとめてみました
赤く膿みをもったニキビ。次から次にできるニキビ。
ニキビケアの基本は、まず洗顔です。皮脂を落とし過ぎないようにして清潔を保ち、根気よく改善するのを待ちましょう。
でも、「こんな時はどうすればいいの?」ということも多々あります。
そんなニキビに関するQ&Aを集めてみました!
目次
ニキビに関するQ&A
Q1.ニキビのある時のメイクはどうすればいいの?
顔にニキビがある時にメイクをすると、悪化してしまうのでは?と心配になってしまいます。でも仕事をしている場合はすっぴんで出勤するわけにもいかず、悩んでしまいますよね。
メイクそのものがニキビを悪化させることはないようです。
メイクは、紫外線や乾燥から肌を守る働きもあります。でも成分によっては、刺激になるものや脂っぽくなるものもあるので、アイテム選びは慎重にしましょう。
ニキビを隠すなら、スティックタイプのコンシーラーを広めにつけて、上からパウダーファンデーションでカバーしましょう。
赤みが気になるニキビ肌は、ブルーやグリーン系の化粧下地をぬると、色の効果で全体がトーンアップ。赤みを隠してくれます。
頬のニキビが目立つ場合は、目元や口にアクセントを置いてみましょう。アイメイクを濃い目にしたり、明るめの口紅を塗ることで、人の目線をニキビからそらせることができます。
ニキビを隠そうと厚塗りになると、返って凸凹が目立ち逆効果です。ファンデーションもチークも、ふんわりうすく肌にのせる程度にしましょう。
Q2.ニキビの芯を自分でとっちゃダメ?早く治るような気がするんだけど・・
しつこいニキビは、自分で芯をとって早くなくしてしまいたいですよね。芯が残っていると、また同じ所にニキビができてしまいます。また、跡が残りそうで心配。
専用のグッズなども売られていますし、きちんと消毒すれば大丈夫かも?と思いますが、セルフケアはつい無理してしまいがち。強引につぶして跡が残ると、クレーターや色素沈着の原因になってしまいます。
ニキビは、跡が残るとセルフケアで治すことは困難です。気になる場合は、皮膚科に行って取ってもらいましょう。
皮膚科では、専用の器具で簡単に取ってもらえて、跡が残ることもありません。飲み薬や塗り薬の処方などアフターケアも万全です。
Q3.チョコレートを食べるとニキビができるって本当?
よく、「チョコレートを食べるとニキビができる」という人がいます。ニキビができるので、大好きなチョコレートを我慢している人も。
でも、チョコレートはニキビの原因にはならない、という説もあります。どちらが本当なのでしょうか?
確かに、ニキビは、食生活と密接に関係しています。チョコレートのような脂肪分や糖分が高い食べ物は、ニキビができやすい要素が含まれています。
甘いものを取り過ぎると、体内のビタミンB群が大量に消費されます。
ビタミンB群が不足すると、皮脂の分泌が多くなったり、便秘の原因になります。ビタミンB群は、肌にとって必要不可欠な存在なんです。
また、脂肪分の多い食べ物は、ニキビの原因の一つですよね。チョコレートに含まれるカフェインは、ビタミンCを体から排出させてしまいます。
でも、一概にチョコレートが悪者とは言えないんです。チョコレートには、ポリフェノールが豊富で体のサビつきを予防してくれますし、ストレスを和らげてくれます。
食べたいのを我慢してイライラするよりは、食べてしまった方がココロと肌にいい作用をもたらしてくれるはず。食べ過ぎを控え、糖分が少なくてカカオが濃いものを選ぶようにしましょう。
Q4.ニキビって、男性ホルモンが多いから出来るの?
大人ニキビが出来やすい部位は、顎やフェイスラインなど男性のひげの生える部分にあたることが多いので、そういった噂があるのかも知れません。
確かに、ニキビの初期段階である「角化異常」には、男性ホルモンがかかわっています。
でも、本当に血中で男性ホルモンが増えているのなら、毛深くなったり喉仏がでたりなど、男性化の兆候がからだのあちこちで現れるはずです。
そもそも男性がみなニキビ肌かといったらそうではありません。
ニキビは、「男性ホルモンが多いから出来る」とか「血中の男性ホルモン濃度を下げれば治る」などという単純なものではありません。
原因は複雑で多岐にわたるため、とにかく生活習慣とスキンケアの見直しが先決となります。
Q5. 皮膚科で受けられるニキビ治療とは?
主に、飲み薬(抗生物質やビタミン剤)、塗り薬、漢方薬などの処方があります。
慢性化した大人ニキビの場合、塗り薬だけで治すのは難しいもの。
ニキビが出来るときは、毛穴の出口が塞がれている状態なので、塗り薬が毛穴の奥まで浸透しにくいようです。
そこで、ビタミン剤や抗生物質などの内服薬を併用します。
また、ニキビの原因にはホルモンバランスの乱れも関係するため、それを整えたり皮膚の免疫を高めたりする漢方を処方することもあります。
他にも、ニキビを早く治し、また、陥没や色素沈着などのニキビ跡を残さないよう、ピーリングを行うこともあります。
ビタミンC誘導体のイオン導入などを組み合わせると、更に効果が出やすくなります。
Q6.ニキビに有効な食べ物とは?
ニキビは、体内バランスの乱れから、毛穴の出入り口が塞がれてしまう角化異常を起こすことから始まります。
ニキビの予防は、皮脂の分泌を抑える食事がポイントになります。
ニキビ予防のために摂りたい栄養素は、皮脂の分泌を抑える効果のあるビタミンB1とB2。さらに、ビタミンEもその一つです。
血流を改善することで、角化異常の発生や色素沈着を防ぐのに役立ちます。
また、便秘もニキビの原因と言えます。スムーズなお通じのために、食物繊維を積極的に摂りましょう。
まとめ
ニキビに関する情報が氾濫していて、混乱してしまうこともありますね。かといって自己判断はキケンです。
赤ニキビなど跡が残りそうなものの処置は、皮膚科に相談することが最善の方法です。無理をしないで、気長にニキビケアを続けていきましょう。