敏感肌のためのニキビケア!原因・対策・コスメ選びまとめ
「敏感肌だからニキビ化粧品が合わない・・」
「ニキビを治したいけど、肌荒れしそうで新しい化粧品に手が出せない。」
「ニキビ改善できる肌にやさしいスキンケアってないの?」
女性の約8割が敏感肌といわれています。
お肌がデリケートだと、新しいスキンケアを試したくても肌トラブルが怖くてためらってしまいますよね。
ニキビを治したい!でも化粧品で肌トラブルを起こすのはイヤ!
そんなあなたのために、敏感肌のためのニキビケアについてまとめてみました。
肌が弱いけどニキビも治したい!という人はぜひ参考にしてみてください!
目次
敏感肌でニキビが出来る原因4つ
敏感肌はもともと乾燥肌で、一時的に刺激に敏感になっている状態だといいます。
「乾燥しているのにニキビができるの?」と思いますが、乾燥もニキビができる原因の一つ。
敏感肌のニキビの原因を一つずつみていきましょう!
肌のターンオーバーの乱れ
肌のターンオーバーが乱れると、ニキビができやすくなります。
正常な肌のターンオーバーは大体28日。乾燥や生活習慣の乱れから、これが狂うと古い角質がたまり毛穴に詰まってニキビの原因に。
また、周期が短くなると未熟な角質層が肌表面に出るので、刺激を感じやすい肌になります。
バリア機能の低下
毛穴には皮脂腺があり、ここから皮脂が分泌され汗や肌の水分と混じり合って肌表面に皮脂膜を作ります。天然の保湿クリームと呼ばれています。
通常、この皮脂膜が外側の刺激(紫外線や乾燥など)から肌内部を守ってくれます。バリア機能ですね。
しかし、過剰なスキンケアや肌の乾燥でバリア機能が壊れていると、外的物質や紫外線などに過敏になり、ニキビなど肌トラブルが起こりやすくなります。
肌がアルカリ性になっている
普通の肌は弱酸性で、アクネ菌や他の雑菌をはねつけています。
敏感肌やアトピーの肌はアルカリ性で、アクネ菌が繁殖しやすく炎症が起こりやすくなっています。
過度なスキンケア
W洗顔や毛穴パック、ピーリングなど、過剰なスキンケアは肌の乾燥を招き、バリア機能を壊します。
肌の乾燥とニキビは結び付きにくいかもしれませんね。肌の水分が不足すると皮脂分泌が増え、角質も硬くなって毛穴をふさぎ、ニキビの原因になります。
敏感肌のニキビケアの方法のポイントとは?
敏感肌のための洗顔は3ステップ
- 35度以下のぬるま湯、または水で
- しっかり泡立て泡で洗う(こすらない)
- タオルは軽く押さえるように
ニキビがあると皮脂を落とそうとして念入りに洗顔してしまいがち。でも肌に必要なうるおいまで落としてしまうと逆効果です。
洗顔は水に近いぬるま湯で。石鹸をしっかり泡立てて泡で洗う感覚です。決してゴシゴシこすらないようにしましょう。
朝などメイクをしていなければ石鹸を使わず水洗顔だけでも十分です。
タオルでふくときも、こすらずに上からポンポンと押さえるようにします。
クレンジングは、肌にやさしいミルクタイプかクリームタイプを使いましょう。オイルクレンジングやジェルタイプはハードメイクや角栓まで取れてスッキリしますが、肌を乾燥させるので避けたいもの。
ミルクやクリームタイプで落ちないポイントメイクは、専用のリムーバーで落とすようにしましょう。
W洗顔は、肌の潤いを落としすぎるのでNGです。
参考記事:
⇛ ニキビ洗顔料・石鹸おすすめランキング!思春期・大人ニキビ用洗顔料はこれ。
スキンケアは保湿を重視
敏感肌のためのニキビケアのポイントは、「保湿」です。
ニキビがあると、さっぱりタイプのスキンケアを選びがち。でも、肌が乾燥していてもニキビの原因になります。
基本的にはシンプルなケアで、肌のバリア機能が自然に再生されるのを待ちましょう。
洗顔後は化粧水で水分を補い、乳液やクリームでフタをします。油分は避けたくなりますが、適度の油分は肌に必要なんです。
化粧品選びのポイントは後ほどご紹介します。
ファンデーションはパウダーファンデ一択で
ファンデーションは、リキッドファンデやクリームファンデより、パウダータイプがおすすめです。
リキッドファンデやクリームファンデは、汗に強くツヤのある仕上がりが魅力ですよね。でも、毛穴詰まりの原因になり、クレンジングもしっかりしなければいけないので、肌に負担がかかってしまいます。
「仕上がり」や「もち」も大切ですが、「落としやすさ」で選ぶのも大切ですよ。
肌に負担をかけない紫外線対策を
紫外線はニキビを悪化させるので、日焼け対策は必須です。でも、日焼け止めそのものが肌に刺激になることってありますよね。
赤ちゃんでも使えるタイプや、敏感肌用など、低刺激のものを選ぶと安心です。
日焼け止めには、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」が使われているものがあります。肌にやさしいものは、「紫外線散乱剤」を使ったものです。
日焼け止め以外にも、日傘・帽子・ストールなど使い分けするといいですね。
参考記事:
⇛ ニキビを悪化させない日焼け止めの選び方とおすすめ3選。これは使える!
過剰なスキンケアを避ける
ニキビが出来る原因の所でも述べましたが、W洗顔・毛穴パック・ピーリングなどの過剰なスキンケアは、肌が敏感な時は厳禁です。
敏感肌のためのニキビケア用品の選び方
敏感肌にとってニキビケア用品選びは慎重になってしまいますよね。
化粧品に使われている成分で、気をつけたいものをまとめました。化粧品を選ぶ時は不使用のものを選ぶと安心です。
●エタノール
アルコールのことで、肌を清潔に保ったり、殺菌作用があります。肌が敏感だとヒリヒリと刺激に感じたり、蒸発する時に肌の水分を奪うので乾燥の原因に。肌に必要な常在菌も殺してしまいます。
●界面活性剤
洗顔料や乳液、クリームに使わています。洗浄力があり品質を安定させますが、肌に残りやすくタンパク質を溶かすので、バリア機能が壊れ乾燥しやすくなります。
●合成着色料・香料
メイクアップ品には欠かせない着色料や、スキンケアが楽しくなるために使われる香料ですが、化学合成のものはアレルギーや肌への刺激になるものがあります。
●パラベン
化粧品の防腐剤として使われています。品質安定には有効ですが、肌への刺激になったり、常在菌を殺してしまうデメリットがあります。
他にも、「シリコーン」や「鉱物油」など毛穴を詰まらせる原因になるものがあります。
化粧品を選ぶ時は無添加のものを。「無添加」と書かれているものは、何が無添加なのかもチェックしましょう。
お肌もデトックス!肌断食のすすめ
スキンケアがニキビや敏感肌の原因になってしまうことがある、というのはわかっていただけましたか?
ニキビを治したいからと、あれこれぬりたくるのはナンセンス。敏感肌の時は、とくに引き算のスキンケアで肌の回復を待ちましょう。
究極の引き算スキンケアは「肌断食」。肌断食は、食事を断つように化粧品類を一切使わないようにすること。洗顔剤も使いません。
「肌がバリバリになる」「すっぴんで会社に行くのは無理」と抵抗がある人も多いでしょう。仕事などでノーメイクがむずかしい人は、夜や週末だけでもOKです。
最初は肌がゴワついたり、脂っぽくなるかもしれませんが、ほうっておくと皮脂の量も抑えられ、肌がふっくらとしてきますよ。
まとめ
- バリア機能を回復させることが先決
- 過剰なスキンケアは抑え、シンプルケアで
- 乾燥もニキビの原因、保湿を心がける
いかがでしたか?
敏感肌はバリア機能が落ちている状態。まずは肌の再生力を促して、健康な状態に持っていくことが大切です。肌が元気になれば、ニキビも改善へと導かれるはずです。
水洗顔や肌断食もぜひ試してみてくださいね。