しつこい顎ニキビの原因と対策は?
顎の目立つ場所にできたニキビ・・。そこに視線が集まってる気がして、友人や同僚との会話も気が引けてしまいます。
顎ニキビと一口に言っても、顎以外にも首と顎の境目や、フェイスライン、口の下など広範囲に渡ります。
できてしまうとなかなか治らない顎ニキビ。複数できてしまったり、赤く化膿してしまうものもあります。
そんなしつこい顎ニキビの原因と対策を紹介します。
治らない!しつこい!顎ニキビの原因とは
■皮脂の過剰な分泌
■手や髪が触れ雑菌がつく
■ホルモンの影響
■ケアが行き届いていない
■生活習慣やストレス
■内臓機能の低下
おでこや鼻などのTゾーンは、皮脂の分泌が盛んでテカりやすく、そのため、クレンジングや洗顔を念入りにしている人も多いはず。
意外と知られていないのは、顎も皮脂分泌が多い場所なんですよ。
顎周辺は乾燥しやすい場所なので、それを補うためにさらに皮脂が過剰に分泌される、ということがあります。
しかも毛穴が他の部分より小さいため、皮脂が詰まりやすくニキビができやすいんです。そして、頬杖をついたり髪や服が触れやすく、雑菌がつきやすい場所でもあります。
生理前になると、顎ニキビができる人も多いのではないでしょうか。
顎ニキビは、大人ニキビとも呼ばれます。ホルモンの影響を受けて出没する場合もあります。女性は生理前になると女性ホルモンの影響で肌が脂っぽくなるためです。
また、クレンジングや洗顔が顔の中心ばかりで、顎まで行き届いていなかったり、すすぎが不十分ということも考えられます。同様に、化粧水や乳液などをつける時も顎がおろそかになっているかもしれません。実は乾燥がすすんでいるのかも。
そして、顎ニキビは、生活習慣やストレスと深く結びついています。疲労や睡眠不足、ストレスが原因で、ホルモンのバランスが崩れ皮脂の分泌が過剰になることがあります。
また、内臓の働きが低下しているのも一因です。内臓が正常に機能していないと、老廃物や毒素が外に出ずに体の中を巡り、ニキビが生じます。内臓の働きが弱っているのは、冷えや生活習慣が影響しています。
スキンケアを変えるだけじゃダメ!顎ニキビの対策と予防
できてしまった顎ニキビは、ひどくなるとクレーターや色素沈着などを引き起こしてしまいます。一度跡になると、なかなか治らないので、悪化させないのが最善策です。
絶対に顎ニキビをさわったりつぶしたりしないようにしましょう。消炎作用のあるグリチルリチン酸2Kやニキビの悪化を防ぐサリチル酸などの成分が入ったスキンケアが有効です。
ニキビに直接触れないようにして、肌を清潔に保つようにしましょう。ベースメイクは油分の多いリキッドファンデーションよりも、パウダータイプがベターです。慢性的な顎ニキビは、皮膚科に相談してみるのもいいでしょう。
また、普段から気をつけたい顎ニキビ予防策を紹介します。
- スキンケアは保湿を心掛ける
- 顎に触らないようにする
- ホルモンケアを取り入れてみる
- 生活習慣(食生活や睡眠)を見直す
- ストレス解消
顎ニキビを改善させるためには、保湿重視のスキンケアが大切です。ニキビを気にして化粧水をつけて終わりとか、さっぱり系のスキンケアにこだわっていませんか?
保湿が足りていないと、肌が水分不足になりますます皮脂の分泌が増えてしまいます。化粧水だけでは保湿できず、さらに乾燥が進んでしまいます。
ニキビが心配なら、クリームなど油性のアイテムは控えめにして。化粧水でしっかり水分を補い、乳液や保湿ジェル等でフタをしましょう。
ビタミンC誘導体などニキビに効く成分や、ヒアルロン酸やセラミドなどバリア機能を整えて肌に潤いを与える成分入りがおススメです。大人ニキビ専用のアイテムもいいですね。
洗顔やクレンジングの時も、洗い残し、すすぎ残しがないよう意識しましょう。
顎ニキビとホルモンバランスは切っても切れない関係。ホルモン作用を利用するアイテムも有効です。
女性ホルモンに働きかけるアロマ効果のあるものや、大豆イソフラボン配合など肌の外側と内側からキレイになる効果が期待できます。
また、手や髪、服が触れて雑菌を繁殖させないよう気をつけましょう。頬杖をついたり顔を触るクセは直したいですね。
生活習慣を見直すことも忘れてはいけません。美肌は夜に作られます。夜10時から2時までのゴールデンタイムには布団に入るようにする。ファストフードなどのジャンクフードは控え、栄養バランスのとれた食事を心掛けましょう。
ストレスは美肌の大敵です。運動や入浴、趣味に打ち込むなど身近なストレス解消を見つけてみてください。
まとめ
皮脂が多くてできる思春期ニキビと違って、様々な要因が絡んでいる顎ニキビ。なかなか治らないのは、根本的な原因が改善されていないからかもしれませんね。
日頃のスキンケアはもちろん、「顎に触らないようにする」「洗顔を丁寧にする」など物理的なケアも必要です。
食事や睡眠、ストレスなど内側から改善していくと、一見遠回りに見えますが、ニキビレス肌への近道だと言えます。
参考記事: